イベント報告
第18回みたけ山トレイルラン
18th Mt. Mitake Trail Run
2017年12月10日
■KFC徒然

12月10日(日)に東京都青梅市の御岳山で「第18回みたけ山トレイルラン大会」を開催しました。

前々日に雪が少し降ったので、標高の高い部分や日陰になりやすい北側斜面には雪が残って、それが一部凍っている箇所もありました。 しかし、それらはコースの上り坂の部分なので、トレイルランナーにとっては何の問題もありません。そして、幸いなことに、 下り坂の部分には 雪はなく、レースには支障なしです。

また、天候に関しては、標高が高いので、それなりに寒かったですが、快晴で素晴らしいトレラン日和になりました。寒くても、 晴れて青空があると気持ちの良いものです。

【競技スタート】

8時45分からケーブルカー滝本駅(標高400m)の駐車場で開会式、MCはタレントの福島和可菜さんです。

その後、恒例のエアロビクスで ウォーミングアップ。9時30分、約1000人のトレイルランナーが浜中青梅市長の太鼓の合図で御岳山駅(800m)に向かって、 一斉に激坂を スタートして行きました。

スタートから御岳山駅までの約3q区間が激坂で、最初の山場となります。トップクラスの選手で約15分、後方の選手は40分くらい かかります。 例年、この区間でだいたいの順位は決まります。その後、大塚山山頂(標高920m)を駆け抜けて、宿坊街に入ります。 宿坊街に入っても激坂が 続きます。特に千年欅(けやき)の下の坂はキツイ。

食堂売店街を抜けると、雪景色のロックガーデンからアクバ峠へと標高を上げていきます。そして、標高1000m超えの鍋割山と 奥の院を通過し、そこから一気に下り、標高を下げます。その後。御岳神社(929m)への石段を上り、境内でゴールとなります。

さて、今年トップでゴールにやって来たのは、八王子の強豪重原政幸選手(1:09:50/東京都)でした。 2位は須田高大選手(1:11:42/東京都)、3位は小島弘道選手(1:12:15/神奈川県)でした。

また、女子優勝は第15回大会優勝者である高橋えりか選手(1:33:32/東京都)でした。2位は竹村香苗選手(1:39:22/千葉県)、 3位は第16回大会優勝者である須藤吉仕子選手(1:40:16/埼玉県)でした。

【ドイツから】

近年、東京トレランシリーズへ海外から参戦してくる人が目立つようになってきていました。国内に住んでいる外国人でなく、 参加目的で 訪日するのです。

今回、ドイツのハンブルクからアンドレアという女子選手が参加されました。家族や友人と一緒ではなく、ひとりで日本の、 それも都心から 離れた御岳山まで来られたのです。そして、宿泊は御岳山の宿坊に泊まられていました。おそらく2〜3泊されたと 思います。ドイツからでも ネットで御岳山の宿坊が簡単に予約できるのです。

レース後、なぜ、ドイツからピンポイントで御岳山なのか、と尋ねると、この大会のことをホームページで知り、 参加したくなったという ことでした。でも、トレランは初めてと云うことでした。それでも、2:04:40でゴールされました。 やはり、逞しいです。

そして、レースの後、御岳山の麓にある澤乃井園(小澤酒造)へ日本酒の利き酒に行って、御岳の宿坊へ戻って来ると云う ことでした、それも、徒歩で。そして、澤乃井園の情報も、スマホで調べたそうです。そして、この後、2週間ほど日本を観光する 予定と云うことでした。

今年、外国から日本の大会に参加を希望する人のために「サムライスポーツ」と言う便利なシステムができました。

大会ホープページの要項を英語に 直して、海外に向けて情報の発信をして、エントリーの受付もやってくれます。外国からの 問い合わせや大会会場までのアクセス等々の対応も 英語でやってくれます。

大会主催者には朗報です。今後、増加が予想される海外からの参加者には歓迎されるシステムと思います。

【大会動画】

【Special Thanks】

後援:青梅市、大多摩観光連盟

協賛企業:京王電鉄梶A葛梔、アートマン、葛梔、プラザホテル八王子、
     潟激Xトラン京王、佐藤スポーツ

写真:小野口健太、武智佑真 動画:中屋重男