イベント報告
第4回wiggle東京グランフォンド
4th wiggle Tokyo Granfondo
2015年10月10日
■KFC徒然

10月10日(日)、東京都の西部全域(青梅市→奥多摩町→小菅村→檜原村→あきる野市)を舞台に上記大会を開催しました。

そのルートは、青梅街道→奥多摩湖畔→奥多摩周遊道路(風張峠1146m)→檜原街道をぐるっと回る距離120q、獲得標高2000mという 中身の濃いものです。大都市東京とは思えない自然の中を走るダイナミックな本格的なグランフォンドです。

【グランフォンドとは】

グランフォンド(GF)とは、イタリア語でアップダウンのある山岳ルートを含むサイクリングのことです。自転車の本場イタリアでの GFは競技性の高いものとなっていますが、日本では交通ルールを守ってのサイクリングと云う位置づけです。

でも、幾ら信号で止まる等々の交通ルール順守と云っても、山岳を含む100qと云う長丁場を走り抜くと云うのは、それなりの脚力、 テクニック、スタミナ、タフな精神力が必要なスポーツです。だから、GFで上位にゴールして来る選手はオールマイティの実力を持つ 自転車乗りという訳です。

因みに、トップで戻って来たのは生田目修選手(栃木県)で、要した時間は僅か4時間4分でした。

【本場ヨーロッパでは】

自転車先進国ヨーロッパのGFには距離150qという長いものが多々ありますが、それはヨーロッパの夏季の日照時間(6時〜22時)が 長いからできることです。日本では100q前後、獲得標高2000m前後が限度です。

そして、そのルートには、日本のヒルクライムやグランフォンドに出てくるような15%前後の、びっくりするような急こう配の坂は ほとんどありません。世界最大の自転車レース”ツール・ド・フランス“然りです。

例えば、昨夏、我々KFCが走りに行った欧州自転車ツーリング2014で体験したモンヴァントゥ山頂へのルート、ここはツールの山岳ステージとしてよく使われるルートで、 10%前後の上り坂が延々と20qも続くと云うものです。距離は違いますが、 「東京ヒルクライムOKUTAMAステージ」のコースとよく似ています。

ただ、ヨーロッパの一流は、その上るスピードが我々の常識を超えているということです。それに勝負をかけて、 アタック合戦を展開すると云うことです。

【GF、スタート!】

大会の方は08:30に青梅にある立正佼成会青梅練成道場をスタートしました。約30人づつ、2分間隔のウェーブスタートです。

本大会は3カ所のサイクルステーションを回るスタンプラリー方式となっています。第1番目は山梨県小菅村にある「村の駅ほうれん坊」です。 第2番目は奥多摩周遊道路に面した“山のふるさと村”にあるレストラン「やませみ」です。 ここはカレーが美味しいと評判です。

第3番目も奥多摩周遊道路に面した“檜原都民の森”にある「とちの実売店」です。ここは自転車乗りのメッカで、毎週末には大勢の 自転車乗りが集まってきます。これらのサイクルステーションは大自然の中にあり、そこで、一休みして、食事やお茶を楽しんでもらおうと したものです。

選手のカバーに関しては、一団の前方には先導車、後方には回収車と救護車が付きます。各交差点では、選手の皆さんを安全に 誘導するためにガードマンを配置しています。これらはいつものKFC流GF・フォーメーションです。

参加者の皆さんは、ルールを守って、自分の力を誇示するためにガンガン攻めるもよし、秋の奥多摩の自然を楽しむのもよし、 友人同士のグループ走を楽しむのもよし、です。大会の模様はフォトレポートをご覧ください。

最後に、来年から大会会場が変更になりますので、ご注意下さい。4年間お借りしてきた立正佼成会青梅練成道場ではなくなります。

【レポート・フォト】
【Special Thanks】

三多摩観光連盟、都立山のふるさと村「レストランやませみ」、村の駅「ほうれん坊」、檜原都民の森「とちの実売店」、 立正佼成会青梅練成道場、青梅警察署、五日市警察署、上野原警察署、wiggle

写真:武智佑真、池田将、舘岡正俊